沖縄の風コソコソ話~食編~
こんにちは 沖縄の風です。
たまには琉球帆布にまつわるお知らせ以外の事も発信してみたいな、と思い
題して
沖縄の風コソコソ話をしたいと思います。
今回は『食』
沖縄は日本本土とは異なる自然環境とそれに伴う独自の文化を発展させてきた島ですので
当然、食文化もかなり独特。
(そしてユニーク!)
この中のひとつをご紹介。
こちらです…
油みそ(アンダンスー)です。
はい、早速聞きなれない沖縄言葉が出て参りました。アンダンスー。
文字を分解して日本語訳をすると
アンダが油、ンスーが味噌という意味です。
我々沖縄の人間は
こちらのアンダンスーを
時におにぎりの具として活用したり、
お野菜のおひたしの際のトッピングとして活用したりと
家庭料理の際にはたくさんお世話になっている味噌なんです。
(※ちなみにアンダンスーを用いてお味噌汁を作る、というようなお話はあまり聞きません。味噌を豚の脂肪で炒めて固めたものなので汁物としては不向きなのかもしれません)
『なぁんだ、ただの味噌じゃん』と
思うなかれ。このアンダンスー、実はとても奥深い食べ物なのです。
高温多湿の沖縄は
それこそ、琉球と呼ばれていた時代から
食糧難と戦ってきました。。。
新鮮な食材を作っても腐れやすく、どうすれば食材を確保できるのかという課題と向き合い続け
結果、高温多湿の沖縄で色んな保存食が発達していくのです。
そのうちのひとつがこのアンダンスー。
味噌と細かく切った豚の脂身を炒め、砂糖と泡盛などで調味されたアンダンスーは
高温多湿の沖縄の環境下に耐えうる食材として沖縄の各家庭へと広がっていくのです!
ひと昔前までは各家庭で手作りされていたアンダンスー。
令和の今ではスーパーやコンビニ(おにぎりコーナーに行くとアンダンスー味のおにぎりが購入出来ますよ)で簡単に購入できる様に。
アンダンスーの香ばしい風味と
その味わいに隠された沖縄の過酷な環境下だからこそ生まれた味わいを
沖縄へお越しの際は是非、体感して貰えれば良いなと…個人的には思います。
さて、アンダンスーのご紹介はこれくらいにして。
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10月31日まで沖縄の風・琉球帆布では
送料無料キャンペーン実施中です。
※公式オンラインショップご注文の際、代引きを利用される場合送料は無料ですが代引き手数料が発生します。ご注意下さい⚠️
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この機会を是非ご活用下さいませ。
本日、沖縄の風実店舗は
15時から19時の営業となっております。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。
スタッフ藤田